随所にプロフェッショナルなセンスが光るさすがの良作。「アメリカ人が撮ったイラク戦争映画」という前情報がもたらす負の先入観は全くの杞憂であった。淡々と描いていながら、緊張感がすごいし、兵士それぞれのメンタリティーなんかもしっかり描かれていて、リアルで巧い。しかし観終わって何か残るものがあるかと言われると微妙。ただそれは、感動要素を盛り込むわけでもなく、思想的なメッセージを込めるわけでもない、ありのままを追求した戦争映画に対して、ただひたすらに客観的にしかなれない私のような観る側の責任でもあるのかもしれないが。
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- 感想投稿日 : 2014年12月10日
- 読了日 : 2014年12月6日
- 本棚登録日 : 2014年12月6日
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