親の介護問題。
兄と妹どちらが面倒看るのか。
同居揉め事あるある。
上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也の配役が完璧。
藤竜也さん演じる、厳しくて厄介なほど偏屈なお父さんが、うちのお父さんと重なる。
親を大切にしたい(幸せになって欲しい)気持ちも分かるし、自分の生活を邪魔されたくないという気持ちも分かる。
上野樹里の「伊藤さんだってお父さんと暮らすの嫌なんだよね?なのに、こういう時だけいい人振るの、ズルくない?」ってセリフが上手過ぎて鳥肌。
リリー・フランキーは、見た目あんな感じなのに、何故あんなにも魅力的なんだろう。醸し出すオーラというか存在感?
ついつい惹き込まれてしまう大好きな役者さん。
お父さんが大事にしていたスプーンが何を意味していたのか、最後まで謎だった。
「スプーンをねぶるな。ったくお前はいつまで経っても」って娘に注意してたのも関係しているのかな。
「夕食はみんなで食卓を囲むものだ」とも言っていたし。
お父さんにとって、スプーンは幸せの象徴だったのかも。
そう言えば、私の祖父が銀のスプーンを毎年1本ずつ誕生日にプレゼントしてくれた。
今でも、ケースに入れて大事に保管している。
銀のスプーンは、「たくさん幸せをすくえますように」「食べ物に困りませんように」という幸せの象徴で「遺産」の代わりにもなる。
時代的にもそういうことなのかな?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2019年2月22日
- 読了日 : 2019年2月22日
- 本棚登録日 : 2019年2月22日
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