怖い絵

著者 :
  • 朝日出版社 (2007年7月18日発売)
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本棚登録 : 2329
感想 : 384
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一見幸せな家族『グラハム家の子どもたち』
……けれど、この絵の完成後?

スポットライトを浴びるドガの『踊り子』
……じつは、この時代のバレリーナは?

キューピッドのキスを受ける豊満な裸体『愛の寓意』
……でもほんとは、このふたり?(帯より)

作品の描かれた時代背景や作者のひととなり、モチーフに隠された意味などを「知る」ことによって、絵の見え方がガラリと変るという知的体験!
絵画について「好き」「嫌い」「よくわからん」くらいの単調な見方しか知らなかったので、歴史・文学・宗教などなど様々な知識を駆使して名画を読み解いていく本書に、興奮しっ放しでした。
イコノロジー(図像解釈学)という言葉を知ったのも初めてだったのですが、面白いなあ……。

あまりにも夢中になってしまって、読み終わるのが勿体ない~!と思いきや、続編もたくさん出ているのですね。
やった!まだ読める!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2020年2月20日
読了日 : 2020年2月18日
本棚登録日 : 2020年2月18日

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