かげろう

  • 早川書房 (2003年12月10日発売)
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本棚登録 : 19
感想 : 5
4

4.2
評価しずらい小説読んだなぁ。

文体が、ストレートに心に突き刺さる。
想像させるのが本当、上手い。沢山のイメージが頭に焼かれたわ。

ジルペローさん男性なのに、
よく、女性特有の残酷さと愛情とを色々、女性目線で書かれてあるなと感心する。


このストーリーなぁ…。
嫌いじゃない。 まじで。
ただ、その“彼女”は 現代の思考をしてなくて、理解しがたかった。どうして、若い男の子と関係を持ったのか、
流れなく、いきなりただ、魔が差して若い男を誘ったように思えて、そこで、一瞬萎えた。

ただまぁ、女の私からしたら
人生の過程として、この一つの経験が また新たに自分を大人にさせてくれたと感じるだろうな。そのぐらい、淡い思い出として、収めるんだろうな、と思う。
それだけ女性の強さと残酷さとを きちんと表現されている。


欠点は、 カタカナが多すぎる。 外人作家の小説難しいわ!。
それでも表現の面白さを存分に体験できたのには驚き!。
良かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年6月4日
読了日 : 2020年6月4日
本棚登録日 : 2020年6月4日

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