東田直樹:世界は思考で変えられる〜自閉症の僕が見つけた「いつもの景色」が輝く43の視点〜
会話ができないほどの重度の自閉症の筆者だからこそ見える世界があることに気付かされる一冊。
できないことが多いから諦めてきたのかもしれない。自分を嫌になったこともたくさんあったのだと思う。
でも、だからこそ感じ方・捉え方を変えることができたのではないだろうか。その輝きは一種の諦めなのかと読み始めたのだが、少しずつ印象が変わりました。苦しみも悩みも、不安も怒りも、抱える負の感情全てを凌駕する程の希望を感じました。本当にこの方は「輝く希望」の海を泳いでいるのだと思います。もちろん、上手くいかないことはあるのでしょうが、まっすぐに向き合ったからこその視点があります。
読んでいて心にしみ渡るのは、その言葉たちに偽りがないからだと思う。まっすぐに、ダイレクトに、心に響く言葉たちが紡がれています。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月7日
- 読了日 : 2021年2月7日
- 本棚登録日 : 2021年2月7日
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