古書カフェすみれ屋と悩める書店員 (だいわ文庫) (だいわ文庫 I 317-2)

著者 :
  • 大和書房 (2017年3月11日発売)
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本棚登録 : 543
感想 : 59
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本で謎を解き明かす日常の謎のミステリーですね。
「古書カフェすみれ」シリーズ二冊目です。

カフェの店主すみれさん三十七才と、古書の店主紙野君三十三才のお店で起きる人間模様。
新たに、アルバイト森緒ほまりさん二十五才が加わり、物語は展開していく。

相変わらず、里見さんの料理の描写には圧倒されてしまう。
私の好きな、茨木のり子さんも外食で気に入った料理を見つけるとレシピを聞きだして、自宅で再現してしまうプロ顔負けの料理名人だったとの事です。
里見さんも実際にご自分で、この本に出てくる料理をお作りになるのでしょうね。それくらい臨場感があふれています。
アメリカのサンドイッチの知識が半端で無いですね。アメリカでの生活経験もあるのかな?とにかく、熱意が伝わってきます。外国の料理の知識もかなりのものです。
グルメファンには垂涎のレシピですね。
そして、本の謎解き、読んでみたくなる本が次から次に出てきます。読解力もここまで深く読めるものなのかと、私の読書力を赤面いましました。脱帽です。
謎解きはスッキリと爽やかな、温かいハートフルミステリーですね。

読みごたえあり、共感あり、感動あり、そしてほんのり恋心あり、心が踊るシリーズです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: お仕事ミステリー
感想投稿日 : 2023年6月22日
読了日 : 2023年6月22日
本棚登録日 : 2023年6月22日

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