この作品を読みながら思い出したことがある。
先日、髪を切って仕事に行ったら、子供たちに「髪、切ったね~」と言われた。ちょっぴり短く切り過ぎてしまった。
そんな中に「男みたいだね」と言ってきた子供がいた。
短い髪=男の人という考え。
ある男の子が表紙の絵が可愛らしい本を読んでいたら、
「なんで、そんな女が読むような本を読むん?」と言っていた上記の子供。
かわいい=女の人という考え方。
世の中の普通とされるものは、ときとして面倒くさいし、苦しくなることがある。
男も女も髪が短いだろうが長いだろうが本人が良ければよいだろう?
何を好むかも自由だろう?
「女性らしさ」「男なのに」「親だから」という世の中の普通の価値観を押し付けられるよりも、目の前の、見て話して感じたその人を知るようになれると良いと思う。
そして、この作品はこういうジェンダー絡みの「らしさ」ということを改めて考えさせられる物語でした。
普通は難しい。
また、普通に囚われたくない。普通で片付けられたくない。
登場人物たちは自分軸を持って精一杯頑張っていました。
私も強靭な自分軸をを持ちたいと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年6月2日
- 読了日 : 2023年6月2日
- 本棚登録日 : 2023年4月30日
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