春は裏切りの季節 (ヴィレッジブックス F ロ 3-12 イヴ&ローク 12)

  • ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (2006年4月1日発売)
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感想 : 11
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イヴ&ロークの12作目です。
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腕利きの殺し屋ヨーストがNYに出現。第一の被害者はロークが所有するホテルの客室係、第二の被害者はロークが所有する出版社の編集者と、いずれもロークの下で働いている人が殺されていく。ヨーストのターゲットはロークなのか?
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イヴはまたしても自分が主任捜査官を務める殺人事件とロークとの結婚生活との狭間で綱渡りをすることになります。しかし、イヴはロークと労わりあって支えあうことに対してずいぶん抵抗がなくなったようです。自分の会社で働いていたというだけで殺されてしまった被害者に対する責任感で押しつぶされそうになるロークを、イヴが支えるシーンが良かったです。
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今回の事件にはFBIも絡んでくるのですが、FBIがNYPSDの天敵として描かれています。FBI捜査官の一人ジャコビが、とんでもなく嫌なやつだったのですが、彼がなぜに捻くれているのかがあまりストーリーとは関係ない気がして、そこは残念でした。もうちょっとページがあればよかったかな。<br><br>
タイトルにある「裏切り」は、この人しかいないだろうと思ったらその通りの展開で、事件もイヴ対ヨーストの対決の見所なくあっさり解決してしまうのですが、登場人物の魅力がそれを十分補ってくれています。
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さて主人公カップルとはまた違った風に楽しませてくれるのは、ピーボディとマクナブです。マクナブの焼もちで二人は喧嘩別れしてしまいました。あらら。
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出版する時期を作中の季節と合わせているようですね。となると、次は夏ごろの出版でしょうか。楽しみです。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 【小説】J.D.ロブ
感想投稿日 : 2006年7月27日
本棚登録日 : 2006年7月27日

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