モンキーズ・レインコート (新潮文庫 ク 11-1)

  • 新潮社 (1989年2月1日発売)
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本棚登録 : 42
感想 : 7
4

ネットで見かけて。

ロスアンジェルスの探偵のお話だが、
一人称が「わたし」ってどういうことだろう。
ちょっと口調が探偵らしくないというか、
ハードボイルドっぽくない。
「I」をなぜ「わたし」と訳したのか。
そんな事を言えば、ヨガをするのも意外だが。

行方不明の夫と息子を探すことを依頼にきた妻。
夫は芸能プロダクションを経営して浮気をしていたが、
映画界がらみなのか、愛人がらみなのか。
夫は死体で発見され、依頼人も誘拐される。
夫に頼りきりだった妻が、
最後に銃を撃って探偵とそのパートナーを助けたのは、
印象的だった。

あとは、高級マンションに入り込むための届け物を偽装する時に、
最後に踏みつけにして形を崩したのは面白かった。

依頼人とその友人、それぞれとベッドに入ったのはかまわないが、
ネコにビールを与えるのはやめてほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ヴァイオレンス
感想投稿日 : 2021年11月9日
読了日 : 2021年11月8日
本棚登録日 : 2021年11月8日

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