好きな作家なので。
繰り広げられる小説の世界観にのっかれるかどうか。
または乗っかりたいと思うかどうか。
それは、登場人物への共感だったり、ディテールの精密さであったり、リアリティの散発だったりといろいろあるだろうが、結局は作者がその世界観に(良い意味で)固執しているかどうかにかかっている。
もしくは何度も繰り返されるテレビCMのような、物量作戦といっても良いかもしれない。
話が長ければ、その世界観に洗脳されてしまうといった感じの。
そういう意味では、ちょっと急ぎ過ぎているというか、短すぎるというか、もっとねちねちした方が良かった気がする。
主人公の恋愛沙汰も、登場人物(登場神?)のそれぞれバックグラウンドも面白そうなのにさらっと流されてるし。
好きな作家なだけに残念。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2017年4月22日
- 読了日 : 2017年4月21日
- 本棚登録日 : 2017年4月22日
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