たんたんとはじまり、事態は静かに、しかし確実に大きくなっていく。
思わず引き込まれてしまう冒頭だ。
少し古臭い文体がとてもしっくりくる。
話の内容と合っているからなのか、それとも私のお年頃に合っているのか。
しかし、だんだんと重苦しくなってくる。
根拠は無いが、間違っている方向に進んでいることだけはわかる。
ストーリーも主人公の人生も。
マット・スカダーの第三弾。
筋を通していると思っていたスカダーの生き方が、次第にただの逃避に思えてきた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヴァイオレンス
- 感想投稿日 : 2013年1月24日
- 読了日 : 2013年1月23日
- 本棚登録日 : 2013年1月23日
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