一ドル銀貨の遺言 (二見文庫 ブ 1-5 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房 (1988年12月1日発売)
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本棚登録 : 86
感想 : 10
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たんたんとはじまり、事態は静かに、しかし確実に大きくなっていく。
思わず引き込まれてしまう冒頭だ。
少し古臭い文体がとてもしっくりくる。
話の内容と合っているからなのか、それとも私のお年頃に合っているのか。

しかし、だんだんと重苦しくなってくる。
根拠は無いが、間違っている方向に進んでいることだけはわかる。
ストーリーも主人公の人生も。

マット・スカダーの第三弾。
筋を通していると思っていたスカダーの生き方が、次第にただの逃避に思えてきた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ヴァイオレンス
感想投稿日 : 2013年1月24日
読了日 : 2013年1月23日
本棚登録日 : 2013年1月23日

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