本は面白い!
でも、著書のタイトルの翻訳が、、、
レーウェンフックを天才科学者としたのは何故?
リインベンションを革命とし、光とかいう中途半端な言葉を混ぜ込み、肝心のeye of beholderのニュアンスは失われてく
この「タイトルの語彙と感度を低くして、フェルメールという名前に反応して買う人達、というレベルのとこで受裾野広げよう」
という方針が透けて見えるタイトルの態度が不愉快。
Amazonの検索にひっかかりやすくするため?
あと、帯もめちゃくちゃ
中身と全然違う
これも、まぁ、当然なんだけども、販促に寄り過ぎてて、中身と逸れてるのは、バカにされてる気分になる
こういうのが、最終的には、めぐりめぐって、本もネットニュースで代替できそう、という感覚を肯定させて首を締めるんじゃないかと思うんだけどなぁ、、、
ネットとはレベルが違うなぁ、と思わせるタイトルが必要なんじゃないかな
まぁ、つまり、出版社のやり方が気にくわない、という意味です
あと、気になったのは、引用元がどれもない
これは原著の時点でなかったのか?
参考文献、引用元がないことは、かなりこの本の価値をさげる
気になる引用がいっぱいあるのに、なんの本なのやら
タイトルや帯の態度からして、出版社が省略したんじゃないかと邪推したくなる
ということで、気になるところは基本的に日本での流通に関するところで、翻訳は読みやすいし、中身も良い
17世期、ベーコンにはじまり、ケプラー、ガリレオと、経験論的な方法論と望遠鏡とが、視ることの再発明をしてたとき、フェルメールやレーウェンフックが代表する形で、カメラオブスクラや顕微鏡も視覚の再発明をしたのだ
- 感想投稿日 : 2019年12月14日
- 読了日 : 2019年12月14日
- 本棚登録日 : 2019年12月8日
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