従業員満足度が高い会社というのはその裏で各々従業員が努力した結果でもある。逆に従業員が努力もせず、従業員満足度を上昇させようとするとかえって従業員が怠慢になる可能性もあることから、トップはアメとムチを巧みに使い分けられる判断力が求められるように思う。
著者はIT企業の経営者であることから単純作業はAI化し、人は付加価値を創造する仕事に注力させるといったような最大限の効率化でホワイト企業を実現させている。経営資源に乏しい企業であっても無料のクラウドサービスの導入等により、現状よりも業務の効率化を図ることができるのかもしれない。
また、この本がリリースされたのは10年ほど前であるが、当時としては奇想天外ともいえる社内においての差別化戦略も時代を先駆けたと言える。
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- 感想投稿日 : 2020年12月28日
- 読了日 : 2020年12月28日
- 本棚登録日 : 2020年12月28日
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