いわゆる作家ではないけれど、毎日膨大な日本語と格闘している人が書く文章は新鮮且つ面白い。
そういう世界があることは知っていても、内部の人が書いてくれると、おお!そうだったのかと新しい発見と視点を教えられる。
片隅にいる人の方が、最前線で目立とうと奮戦している人より、マトモな考えの持ち主であることが多い。
字幕屋の苦労話と、日本語の乱れ、そして、現代人の教養(リテラシー)の無さについて書かれている。
字幕屋は必ずしも英語ぺらぺらでないことには驚かされた。
それよりも、渡されたスクリプトを端的に且つ自然に字幕にできる才能を求められる。
時には創造も必要となる。
それが出来るのは、日本語に精通していなければならないというアタリマエのことに気付かされる。
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- 感想投稿日 : 2018年9月24日
- 読了日 : 2018年9月24日
- 本棚登録日 : 2018年9月24日
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