「おうちへかーえろ てをつないでかーえろ…」と、同じ言葉を繰り返しながら、一緒に遊んでいた動物たちが次々個性的な家へと帰っていきます。最後に残った「わたし」、手をつなぐ相手がいない…となったところで、お月様が空から降りてきて手をつないでくれて、「おとうさんとおかあさんのまってるおうち」へ帰る、というほんわかハッピーなお話。
動物が順に帰宅していく流れにはセンチメンタルな雰囲気は全然ないのですが、「わたし」が一人になってしまうページは、子供にも寂しさが伝わるようで、息子はいつも、お月様が降りてくるより(ページをめくるより)早く、「わたし」に自分の手を差し出して、手をつないであげています。息子の優しい発想にちょっと感動させられた一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2016年8月5日
- 読了日 : 2015年12月
- 本棚登録日 : 2016年1月29日
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