この本は読み方のハウトゥーではなく(読書ノートや情報カードがどう、みたいな話はほぼない)、情報過多な現代で、いかに積読するか?が書かれている。
自分の決めたテーマに沿ってビオトープのような積読環境をつくり、その環境も適宜見直して代謝させていく。読んで!(観て!聴いて!買って!)と訴えてくる情報の濁流にのまれず、自分が読むべき(観る、聴く、買うべき)ものを選び取ることの大切さを述べてある。
お堅めそうな本から、流行ったこんまりさんの本まで様々な本を引き合いに出しつつ、いかに積読するかを語る著者の視点はとても興味深い。
濁流にのまれて日々焦燥している身として、もう少し主体的に積読を構築し直そうと思います。笑
あと、ブックデザインがとてもいい。
中扉の積読本が崩れた感じのタイトル、天才かと思った
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月24日
- 読了日 : 2020年8月24日
- 本棚登録日 : 2020年8月6日
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