大好きな『死神の精度』の続編長編作。前作の短編作とは異なるが、伏線の回収の仕方はさすが伊坂幸太郎。
死神を主人公とすることで、人間をある種客観的に、皮肉的に捉えられている辺りは前作と同様であるが、今作は特に【死】について焦点を当てている。死神にとってら、人の死とは死以外の何物でもない。が、人間は死ぬことをわかった上で、それと隣り合わせに生きていく。死神が登場する設定だからこそ、考えさせられる部分があった。
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- 感想投稿日 : 2013年8月24日
- 読了日 : 2013年8月24日
- 本棚登録日 : 2013年8月24日
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