不格好経営: チームDeNAの挑戦

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2013年6月1日発売)
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DeNA創業者の南場さんの著書
ビジネス書や、自己啓発本の類ではなく、南場さん自身の企業から経営の体験を綴ったもの。

自分は、昨年のサマーインターンStuDIG2012に参加さてていただき、かなり大きな影響を受けた。そして、内部を少しなりとも垣間見れば、外からのイメージとは全く違う。世界が狭い自分にとってDeNAは本当に凄い企業だった。そんな企業がどのような経緯でどのような想いで形作られていたのかが綴られている。

マッキンゼー出身であり、ハーバードでMBAを取得している経歴は自分とは天と地ほどの差がある。そして、それは企業内にもしっかりと根付いており内部の社員さん達は今まで出逢ったどの社会人の方々よりも優秀であった。そんな人々が集まり切磋琢磨する企業は、数値から見ても目覚ましい成長を続けている。さらに言うならば、内部を少しだけ垣間見た感覚を合わせると、今後と物凄い勢いで成長を続けていくことは間違いないハズである。
そんなことを思いながら読んでみると、南場さんの視点から言わせれば、昨年の自分すら恥ずかしいと…自分にも言い聞かせなくてはならないと感じた。常に成長し続けて、昨年度の自分すら恥ずかしいと…
様々な経験、それを苦しく辛い経験を乗り越えた上にある企業であることを知り、本当に自分の甘さを実感する。今後、社会に出ればそれとなく働き、それとなく結果を残して行くんじゃないか…なんて考えていた自分が大バカ者である。死に物狂いで結果を追い求めた先に、自分の成長があり、やり甲斐や充実感がある。それも、インターンで教わったハズなのに、知らず知らずの内に忘れていた。

DeNAという企業には、就活においても本当に大きい影響を受けた。ここで働く社員の人たちにいつか追いつき、追い抜くことが自分の一つの目標である。しかし、当たり前だか、この本にも書かれている通り、死に物狂いで結果を追わなければ自己成長はない。自己成長は結果である。

南場さんですら、綺麗で模範回答のような経営をできたわけではなかった。自分はもっと死ぬ気で努力を続けていかないといけないと改めて再確認することができた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年6月23日
読了日 : 2020年12月30日
本棚登録日 : 2013年6月23日

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