強迫性障害を抱え、バクテリア感染の恐怖に怯えるアーザ、16歳。亡くなった父親の携帯電話を今も充電しつづけている。
スターウォーズのファンフィクション作家である親友デイジーは、懸賞金目当てに、失踪した大富豪を探そうと必死。でもそれは、アーザの幼馴染、デイヴィスの父親なのだった。
デイヴィスとアーザは惹かれ合う。彼に触れたい、キスしたい!でも頭の中で声が…
「カンビロバクター菌の感染はいやだよね。」
SNSやFace timeのような非接触空間でなら、自然でいられるのに…。
ところどころ引用されるクールな文学に救われながら、彼らの行きづらさに触れ、共感できたなら、私たちの世界はもっと広がり、優しくなれるのかもしれない。。
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- 感想投稿日 : 2019年9月11日
- 読了日 : 2019年9月10日
- 本棚登録日 : 2019年9月10日
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