この本を読んだ後でも、「やっぱりテントにマット敷いて寝た方が快適…」と思ってしまう自分がいるのは確かだけど、一方で、枝と落ち葉でこんなシェルター作って休めたらそれはそれで充足するだろうなあ…と憧憬を抱くこともまた事実。
コンセプトや触りだけ聞くとハードルは高く感じられるが、著者も再三「自分のできる範囲で」と述べておられるように、楽しみ方は各人様々。
文明の利器に頼った至れり尽くせりの生活以外の時間を過ごすという選択肢があり、それによって現代人が失いつつある"動物"としての根源的な悦び、のようなものを深いところで思い出す可能性がある、ということを知り、かつ実践する機会を持つことは、とても大切だ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
単行本
- 感想投稿日 : 2019年5月19日
- 読了日 : 2019年5月19日
- 本棚登録日 : 2019年5月19日
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