オリジナルは1962年の出版ということで、さすがに古さは否めないものの、発想や設定のブッ飛び方は評判に違わず、後進のSF作家たちに大きな影響を与えたであろうことが容易に理解できる。
おそらく藤子・F・不二雄氏等も大いに感銘を受けたのでは?
また、これを自薦したレイ・ブラッドベリ氏が、宇宙への進出というものに対して多大な憧憬を抱いていたことも窺い知ることができて興味深い。
現代にそぐわない表現や直訳風の拙い文章などが散見されるので、全面新訳等仮に出せば、さらに著者の魅力とスケールが伝わるだろう。
僭越ながら表題はこれよりも「ロはロケットのロ」の方がよかったんじゃないかとも思うのだが…。
読書状況:読み終わった
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文庫
- 感想投稿日 : 2017年10月19日
- 読了日 : 2017年10月19日
- 本棚登録日 : 2017年10月19日
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