本日ご紹介する本は
我々のような知識労働の
マネージャーはどうするべきか。
また、チームワークを高めるには
どうするべきか。
といった内容が、
今の時代に沿った形で
ヒントが得られる本です。
職場において、もう仕事が終わっているのに
周りに気を使って早く帰りにくい…とか
周りに気を使って有給休暇をとりにくい…
というようなことを称して
「遅くまで残業して、有休は取らない」
=「見せかけのやる気」です
人によって残業や有休に対する思い方は
違うと思いますが、
多かれ、少なかれ誰でも
このような感情はあると思います。
そして、「見せかけのやる気」
に対して、「本当のやる気」
とは何か、
どこから「本当のやる気」
は生まれてくるのか。
「本当のやる気」
でないと本当の成果には
つながらない。
といったことが、体系的に
説明されています。
また、著者が推薦する
管理手法を「カーリング」を比喩として
説明してあります。
マネージャーの方は大変参考になりますし、
マネージャーでなくとも、チームワーク
を高めるための考え方のヒントが得られ、
チームワークが良くなると、結果
自分の仕事も楽に、職場も楽しくなるはずです。
なによりも、職場に関する深い洞察が得られます。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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「本当のモチベーション」=本人の自発性から生まれる
本物のやる気にとって最大の難敵=「やらされ感」
「所有感」=自分のものであるという感覚(やらされ感の対極)
「上司は部下よりえらい」は思い込み、「人の上に立つ」は間違い
「マネジメント」の語源=物事を円滑に進める
「片手間」の管理=①視野が広がる ②精神が安定する ③「大人」の対応ができる
「カーリング」=マネジメントの対象が人ではなく、人から放たれたモノ
「スイーパーリーダーシップ」=①部下が直面する障害を取り除く ②目標へ向かう動きを見定める ③成果があげられるよう支援する
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◆目次◆
第1章 「見せかけのやる気」が通用しなくなった
第2章 やる気の足かせ 何が意欲を失わせているか
第3章 皮肉にも、成果主義が「やる気主義」を強めた
第4章 「やる気のパラドックス」はなぜ起こる?
第5章 「やらされ感」から「所有感」へ
第6章 部下の管理は腹八分で
第7章 上手な片手間とは? --スイーパー・リーダーシップ
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◆マインドマップ◆
http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/42f30be9718c6c32.png
- 感想投稿日 : 2010年11月4日
- 読了日 : 2010年11月4日
- 本棚登録日 : 2010年11月4日
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