どろんこハリー (世界傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店 (1964年3月15日発売)
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オレンジ、緑、黒の3色で描き上げる朗らかで柔らかい世界。
3色しか使っていないのに何でこんな瑞々しい世界が描けるのだろう。

ハリーはお風呂がだいきらい。
ある日、お風呂のお湯を入れる音が聞こえてくると、これはまずいとお風呂用ブラシを裏庭に隠し、外へ遊びに。

道路工事現場でどろんこに、鉄道線路の橋の上ですすだらけに、広場では他の犬たちと鬼ごっこで土にまみれ、挙句の果てに石炭トラックで滑り台遊びとやり放題。

「くろいぶちのあるしろいいぬが、しろいぶちのあるくろいいぬになってしまいました。」というのがキラーセンテンス。
その姿は飼い主家族にも認識してもらえないほど。
ちょっとやりすぎてしまったハリーは、家族の反応に落ち込む。

が、思いついたとばかりに裏庭を堀りはじめ。。。
ブラシをくわえ、覚悟を決めてお風呂へゴー!

最後には、きれいさっぱり、家族にも認識してもらえてよかったね、ハリー。
どろ遊びもほどほどに。


ブクログに登録するときに気付いたけど、他にもハリーものあるんだな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2023年9月10日
読了日 : 2023年8月26日
本棚登録日 : 2023年9月10日

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