脱原子力社会へ――電力をグリーン化する (岩波新書)

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  • 岩波書店 (2011年9月22日発売)
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pp.7 止める、冷やす、閉じ込めるの破綻→東電福島第1原発。そもそも地震大国と原子力大国とはそもそも両立しがたい。
・原子力発電の問題のような、外部反対者との間の軽装課題かつ政治的重大な争点の場合→組織外からの社会的圧力が無い限り政策転換は実現しない。

・原発を巡る構図
→過疎地域にエネルギー負担を押しつける
→電源地には電源三法による交付金が支給される。
・再処理施設・・・直接処理を優先した方がコスト安

・日本の原子力発電=将来的に核兵器開発の技術的可能性を将来にわたり担保したいという思惑。(pp.73)
・原発事故→将来にわたる経済コストを考える。

・再生可能エネルギー=電力系統が唯一のネック(電圧の維持など)
・「地域の一体性や内発的アイデア、新進の気性、地元出身者と地域外からの新住者、支援者との有機的な組み合わせに、再生可能エネルギーによる地域づくりの成功例に共通した秘訣がある」(pp.156)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エネルギー(電力など)
感想投稿日 : 2014年1月17日
読了日 : 2014年1月17日
本棚登録日 : 2014年1月17日

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