日本の世界も騒然としていた1960年代後半を中心に、「スーパースター」となった作家・三島由紀夫の実情を当時のカルチャーを手がかりに探った本。発言の一貫のなさや雑誌のdisりなど、三島像の揺らぎも見えながらも最期へ向かう彼の心情の考察は興味深かった。生い立ちに影響するのは「有害な男らしさ」も見える。そして著者の主観にも古さや失礼さを感じるけど、この本が発行されたのももう15年以上前だしね。それは致し方なし。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日々の本とかマンガとか
- 感想投稿日 : 2024年3月27日
- 読了日 : 2024年3月27日
- 本棚登録日 : 2024年3月26日
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