花腐し (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2005年6月15日発売)
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本棚登録 : 252
感想 : 32
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映画「花腐し」を観てから、この脚本が原作とは激しく違うものらしいということを、いくつかの評論、レビュー、コメントなどで知り、原作と脚本(シナリオ)の間の違い、シナリオが原作から受け継ぐものとはどんなものだったのかを知りたくて手に取りました。そして戸惑いました。登場人物のプロフィールはもちろん、置かれている状況も周辺も、何もかもが違うと言ってもいいくらいに違う。

でも、映画「花腐し」の原作はこの小説「花腐し」なんだと受け入れられる。そう感じることができました。わかったような気がしました。

小説「花腐し」は正直なところ、僕には難しい、難解な小説でした。小説だけを読んでいたら、きっと今、自分が感じているような「感じ方」には至ることはなかったかもしれないけれど、映画と小説の両方を観て読んで、この二つの作品の中に描かれているものが一つになってわかったような気がしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月31日
読了日 : 2023年12月31日
本棚登録日 : 2023年12月31日

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