県庁おもてなし課 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2013年4月5日発売)
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本棚登録 : 15912
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高知出身の有川さんが書いたお仕事小説。高知県庁の観光に関しての仕事をするおもてなし課についての本。この作品を読むと、絶対高知に行きたくなると思う。高知県庁のホームページに実際におもてなし課があった。観光振興部という部に含まれていたので、地域の観光業の活性化のために作られたのだと思う。おもてなしキャンペーンやおもてなしトイレ、おもてなしタクシー、他には外国人観光客向けのものもなど観光客へのおもてなしに関しての様々な活動をしているようだ。「ガイドと巡る土佐の旅」という地域の食や観光地を紹介したパンフレットも作っていた。ホテルの災害対策やコロナ危機を乗り越えるための支援もしているようだ。この本に出てくるおもてなし課がフィクションではなく、実在するものだったのは知らなかった。

物語は仕事についてがメインだが、恋愛についての部分もある。それに、どの登場人物も魅力的でとても楽しむことができた。読みやすくて面白く、読後には爽やかな気持ちになった。コロナの影響で観光業はとても大変な時期だと思う。コロナが落ち着いて、また旅行できるような日々に戻ったら、まずは高知に行きたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月27日
読了日 : 2021年6月25日
本棚登録日 : 2021年6月25日

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コメント 4件

アールグレイさんのコメント
2021/06/27

こんばんは!
HARUTOさん
この本、何年か前に私も読みました。高知県の方言とハングライダー?パラグライダー?どちらだか判らないのが情けないです。でもそれが、印象強く残っています。恋バナも素敵でした。
次は、どんな本をお読みになるのでしょう?
突然に失礼致しました。
=(*-*)= good night☆

HARUTOさんのコメント
2021/06/28

こんばんは。
コメントありがとうございます。
パラグライダーとハングライダーは同じようなものですが、パラグライダーは空を飛ぶというより、ふわふわと浮く感じのスポーツで初めてでも簡単に出来るみたいなので、パラグライダーだと思います。大空を自由に飛べることができるのは魅力的ですよね。私、登山が趣味でたまに山に登るんですけど、その時山頂でパラグライダーやってる方を見つけたことがあります。
次は、まだレビューをあげてない作家さんの本を読みたいです。あと、過去に本屋大賞をとった作品も読みたいと思ってます。何かおすすめの作品とかあります?

アールグレイさんのコメント
2021/06/28

私はあまり詳しくないのですが、ライオンのおやつ、蜜蜂と遠雷、流浪の月、みかづき、そしてバトンは渡された、ガラスの孤城、?線は僕を描く?・・・・もうわか~んない!
私がいつか読みたいと思っている本、総理の夫、最近ポプラ並木さんが読んで面白そうだと思いました。首相の妻を支える夫。政界のドタバタが描かれているようなので。
<(*-*)> good night☆

HARUTOさんのコメント
2021/06/29

ありがとうございます。恩田さんの蜜蜂と遠雷、名作ですよね。何年か前の本屋大賞だと思います。総理の夫もいつか読んでみたいです。

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