ヒゲとナプキン

  • 小学館 (2020年10月28日発売)
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本棚登録 : 143
感想 : 18
5

杉山文野さん原案で、乙武洋匡さんが書いたLGBTQの方々のお話。

杉山さんと乙武さんが敷いてくれた道を、
「ああ、こんな痛みを抱えていらっしゃるのか」と
想像以上の困難がありました。

乙武さんは「五体不満足」で感じた贖罪を、今作で
晴らす目的もあったそう。

生まれてきた性を受け入れられない杉山さんの理不尽な気持ちや、五体満足で生まれなかった乙武さんの考えや想像からの筆など、シンクロニシティがある作品ではないかなと思いました。

多様性とかトランスジェンダーとか、
まだまだ課題が山積みでしょうが、「知ってもらう」ことを啓蒙したお2人に敬意です。


【本文より】
怒りと悲しみ。申し訳なさと愛。ないまぜになった感情のどのどの部分を隠しておくべきなのか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: precious days
感想投稿日 : 2022年12月1日
読了日 : 2022年11月25日
本棚登録日 : 2022年11月25日

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