杉山文野さん原案で、乙武洋匡さんが書いたLGBTQの方々のお話。
杉山さんと乙武さんが敷いてくれた道を、
「ああ、こんな痛みを抱えていらっしゃるのか」と
想像以上の困難がありました。
乙武さんは「五体不満足」で感じた贖罪を、今作で
晴らす目的もあったそう。
生まれてきた性を受け入れられない杉山さんの理不尽な気持ちや、五体満足で生まれなかった乙武さんの考えや想像からの筆など、シンクロニシティがある作品ではないかなと思いました。
多様性とかトランスジェンダーとか、
まだまだ課題が山積みでしょうが、「知ってもらう」ことを啓蒙したお2人に敬意です。
【本文より】
怒りと悲しみ。申し訳なさと愛。ないまぜになった感情のどのどの部分を隠しておくべきなのか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
precious days
- 感想投稿日 : 2022年12月1日
- 読了日 : 2022年11月25日
- 本棚登録日 : 2022年11月25日
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