最新 行動経済学入門 「心」で読み解く景気とビジネス (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2011年7月13日発売)
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経済は人間の心に大きく左右される。「プロスペクト理論は人々の決定に関する理論。人は利益よりも損失を避けたがる。確率を誤認してしまう」「ヒューリスティック;物事を直感でざっくりとらえる」「心理勘定:心の中の帳簿で行動を決定する。得られる満足度を元に行動を決める」「コミットメント:思い入れ。思い入れは適正な判断に結び付くわけではない」「サンコスト:既に使ったコストは取り戻すことができない。早い段階での撤退も必要」「認知的不協和:意思決定の結果もたらされた心理的な不協和、不快感、葛藤、後悔:自分の考えが正しかったと詭弁を弄したくなる」「囚人のジレンマ:個々がよかれと思って行った決断は、時として二人にとってベストだとは言えない事もある。「フレーミング効果:思い込み。固定観念は崩しにくい」「初頭効果:最初の情報が重要性を発揮する、第一印象が大きな影響を与える」「ピークエンド効果:最後に出てきた情報が判断に影響する」「無意識のうちに将来よりも今が大事だと思う」「割引率は人間のセッカチ度を示す」「近視眼的損失回避:手近の損失を気にするあまり、将来もっと大きな損をする」「ナッジ:それと気づかせることなく、特定の人や、人々を、合理的と考えられる方向に誘導する行為」「カリギュラ効果:禁止されるとやりたくなる」「リバタリアン:自由放任」「パターナリズム:強制」「バブルのスタートから価格が3倍になったらバブルはピークと考える」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実用書
感想投稿日 : 2018年8月24日
読了日 : 2018年8月24日
本棚登録日 : 2018年8月24日

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