久しぶりの宮部作品。推理小説や時代小説を期待したがファンタジー小説だった。主人公が中学3年となると中高生向けかと前半は感じてしまった。
育児放棄や中年のおじさんが出てくるところから、世相を反映した作品に変わってくる。
古城に囚われた少女の原因は、10年前に失踪した子供で、閉じ込めた理由は、、? 古城の絵が描かれ銀行に貼られた理由が今ひとつ納得感が無い。
結末も、そっちの方向かという感じ。
学校でのイジメも書かれているような状況なのだろうとは思うが、自分達の時代(大昔)と違って陰湿過ぎて気が重くなってしまう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年6月14日
- 読了日 : 2023年6月14日
- 本棚登録日 : 2023年6月14日
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