競争の番人 内偵の王子

著者 :
  • 講談社 (2022年8月31日発売)
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感想 : 154
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シリーズ1では仕事に悩む若手だったが、転勤して福岡へ行った白熊楓は係長になったこともあり、本庁からの転勤者と地元の職員とで壁ができている。
福岡と言えば暴力団の抗争。暴力団と公取委との関係が最初はあまりピンとこなかったが、考えれば利権が絡むとお金になるんですね。殺人事件が発生し、急にミステリーっぽくなってくる。弱者を助けるために白熊が奮闘して行くのが熱い。東京の元同僚メンバーも勢揃いして立ち向かって行く。白熊の空手技が何度も炸裂する。
白熊を巡り、九州有数のグループの御曹司と小勝負との恋の駆け引きらしきものあり楽しませる。
ただ、小勝負の殺人の謎解きが中途半端に解決したのが残念。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 推理小説
感想投稿日 : 2023年3月16日
読了日 : 2023年3月16日
本棚登録日 : 2023年3月16日

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