ミサイルマン (光文社文庫 ひ 14-2)

著者 :
  • 光文社 (2010年2月9日発売)
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本棚登録 : 562
感想 : 54
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グログロだけど、どこか幻想怪奇小説のような味わいがある7話の短編集。屈折した愛だったり、タダでは死なない執念だったり、どの話にも強い怨念が溢れている。

■テロルの創世:クローンの悲哀と純愛を描いたSF
■Necksucker Blues:旨い血を求める女とデブ男と純愛
■けだもの:400年越しの父の意思と約束。
■枷:猟奇的コレクションの怪。
■それでもおまえは俺のハニー:純愛ロックンロール。ただし相手はババア。
■或る彼岸の接近:墓場の隣への引越、カルト宗教にハマる妻、不気味な人形、雰囲気タップリのホラー。
■ミサイルマン:ハイロウズの名曲がBGMになっている。デブ女に呪われた男はミサイルになった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2023年6月12日
読了日 : 2023年6月12日
本棚登録日 : 2023年6月12日

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