西洋哲学史に関する入門書の古典とも言うべき本書は、いまだ色あせず多くの人々に多くの示唆を与えています。「反哲学」とは、哲学を相対化して哲学の歴史を見直すという意味で使われており、別に哲学に対抗した人々の歴史でも哲学史を批判しているわけでもありません。哲学できるほど思考力のない私には著者である木田元先生の深い思考の片鱗すら触れることはできませんが、それまで全く意味のわからなかった西洋哲学、とくにギリシア哲学についてまがりなりにも授業が展開できるほどの知識をつけることができました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
西洋史
- 感想投稿日 : 2007年12月24日
- 読了日 : 2007年12月24日
- 本棚登録日 : 2007年12月24日
みんなの感想をみる