フランケンシュタイン支配 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-13)

  • 早川書房 (2011年6月5日発売)
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本棚登録 : 90
感想 : 12
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クーンツ版 現代フランケンシュタインシリーズ二作目。

フランケンシュタイン博士改めヘリオスが造る新人種たちが暴走し始めてきた。

自我の崩壊。変態(変形)。
ヘリオスは一年に数百の新人種を造っている。そして町の人々と入替えをしている。
旧人類よりはるかに頑強である彼らが創作主たるヘリオスの命令を聞かなくなったら?? 内なる怒りを秘めた新人種たちは一体どんな暴挙に出るんだろうか? とドキドキの展開。
すでに幾人かはヘリオスの指示を無視している。
そこへ最初のモンスターであるデュカリオンが刑事達をタッグを組んで挑むわけだけど・・・デュカリオンが万能すぎるところが難点。
強く・賢く・内に怒りを秘め常に冷静であろうとし、情もあり、顔半分は醜いが半分は美しい。
なんて完璧なヒーローだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年2月26日
読了日 : 2014年2月25日
本棚登録日 : 2014年2月26日

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