〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

著者 :
  • 汐文社 (1993年4月1日発売)
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感想 : 46
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「はだしのゲン」は、小学校の図書館においてある唯一の漫画だったし、学校の授業の一環として映画をみせられたし(日教組の影響か?)、著者が没したこともあったので、敗戦の日を前にして、10巻大人買いしたやつをほぼ一晩で一気に読了。

事実誤認があったり(アインシュタインは本当は原子爆弾製造には関与していないがそのように描かれている)、昭和天皇に対する記述についてはオレ自身の思想とは違うが(でもあの状況に出くわしたら、そうなるんだろうな)、そんなことを抜きにしても一度は読むべきものだわな。

続編を読みたかったな。

そんなところ、8月17日の新聞紙面を飾った記事。
「はだしのゲン」の学校図書館からの撤去問題。
右傾化した現在の政権が、歴史認識などの理由で…と思ってたら、描写がグロテスクということが理由なの??
戦争というものがもたらした結果のグロテスクであり、不条理さであり、人間の悪い面を読み解くことができるのに、かなり残念なニュース。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Book
感想投稿日 : 2013年8月17日
読了日 : 2013年8月17日
本棚登録日 : 2013年8月17日

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