ドキュメント 候補者たちの闘争――選挙とカネと政党

著者 :
  • 岩波書店 (2018年12月14日発売)
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感想 : 3
4

これは貴重なルポだ。
国政選挙に一定の関心があったとしても、そもそも候補者がどのように候補者になるのか、ほとんど知識がなく、また知るすべもない。
著者は自らが旧民主党の衆議院議員であり、野党分裂となった2017年の衆議院選で落選した方。自らの体験談に終わることなく、インサイダーとしてアウトサイダーとして、ときにノンフィクション作家のような視点で、先の選挙で何が起きたのか、そもそも政党とは何か、候補者とは何なのかを痛切に語る。
悪魔は細部に宿るという。
政治、政治家の劣化が言われて久しいが、このような細部、ボトムに隠れる問題がもっと明るみになってほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年10月4日
読了日 : 2019年10月4日
本棚登録日 : 2019年10月4日

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