終戦直後、幣原内閣時代に政府自ら戦争の原因を究明しようとした取り組みがあった。残念ながらGHQに潰されて未完に終わり、最近までその存在が着目されることはなかったいう。惜しいことをした。
本書はその取り組みの過程や発表文書を追いながら、戦争の原因を記したもの。
このような政府の取り組みがあったこと自体が驚きで、それを新書の形で世に出したこと自体が素晴らしいと言える。一方、本書自体は、調査会の報告内容と著者の考えや事実関係が混じり合い、もどかしい思いが残った。
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- 感想投稿日 : 2018年12月27日
- 読了日 : 2018年12月27日
- 本棚登録日 : 2018年12月27日
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