良し悪しや論理ではなく、経営者の「好き嫌い」に焦点を当てた楠木さんらしい著書。めちゃくちゃに面白い。
・有名経営者14人に「好き嫌い」をインタビューしたものをまとめたもの
・仕事の好き嫌いから、趣味、プライベートの好き嫌い
・インタビューではなくて、対談という所がミソ
有名経営者の好き嫌いが面白いのはもちろん、
これだけの経営者と軽妙にトークする楠木さんが凄まじい方であると感動する。
自分もいつか超上流階級の方と話す場面があるかもしれない。
相手を知っていることはもちろん、ウィットに富んだ返しや弾む切り出しなどを学ぶに良書であった。
以下、楠木さんとの対談相手(このメンツ相手に好き嫌いの対談するってだけでゾクっとする)
・永守重信(日本電産)「何でも一番」が好き
・柳井正(ファーストリテイリング)「デカい商売」が好き
・原田泳幸(日本マクドナルド)「雷と大雨とクライシス」が好き
・新浪剛史(ローソン)「嫌いなやつに嫌われる」のが好き
・佐山展生(インテグラル)「偉そうにする」のが嫌い
・松本大(マネックス)「小トルク・高回転」が好き
・藤田晋(サイバーエージェント)「今に見てろよ!」が好き
・重松理(ユナイテッドアローズ)「一番好きなことを最初にやる」のが好き
・出口治明(ライフネット生命保険)「活字と歴史」が好き
・石黒不二代(ネットイヤーグループ)「理系のギーク」が好き
・江幡哲也(オールアバウト)「図面引き」が好き
・前澤友作(スタートトゥデイ)「自分との闘い」が好き
・星野佳路(星野リゾート)「スキーと目標設定」が好き
・大前研一(経営コンサルタント)「実質を伴わないもの」が嫌い
- 感想投稿日 : 2020年7月8日
- 読了日 : 2020年7月8日
- 本棚登録日 : 2020年7月8日
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