南極越冬記 (岩波新書 青版 318)

著者 :
  • 岩波書店 (2002年6月12日発売)
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本棚登録 : 138
感想 : 13
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2011年10月25日読み始め 2011年10月29日読了
ドラマ「南極大陸」の放送を受けて、岩波書店のツイッターで紹介されていたのをきっかけで読みました。最近復刊されたそうです。
著者は第一次南極観測隊隊長であった西堀栄三郎。越冬隊として1年間南極に滞在した時の日記にあとから追加したのが本書です。
日記なので、本音に近いつぶやきのような文章で面白いです。はっきりとは書いていませんが、隊員たちの悩みや集団でのぶつかり合いがうかがえます。
1950年代の世相も反映されています。「最近売れている「鍵」という本を読んだがまったくくだらない」と書いてますが、これは谷崎潤一郎の「鍵」なのでしょうか。笑ってしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2011年読んだ本
感想投稿日 : 2011年10月30日
読了日 : 2011年10月30日
本棚登録日 : 2011年10月16日

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