高校生後輩×先輩
千野は生徒会長でテニス部、成績もよく、女子生徒の憧れの的。でも本当の千野は素敵な恋に憧れる乙女思考のウジウジタイプ。
そんな千野が憧れるのが2年生の有坂くん。見ているだけで幸せだったけど、業を煮やした幼なじみの朋にお尻を叩かれて、チャンスとばかりに傘を持って無さそうな有坂くんに近づくも、貸すはずの傘を自分が忘れているというマヌケっぷりを披露。
でもそれからだんだん友達付き合いができるように。有坂の何気ない行動にもドキドキしっぱなしの千野。いちいち有坂の前で醜態を晒してしまうも、有坂はそんな千野を可愛いと言ってくれたり。
でも千野はデカくて柔らかくも可愛くもない自分なんかが好かれるわけがないと相変わらずのネガティブ思考で…
少女漫画を読み、占いを気にして、どこまでも乙女思考なのに、自分がそんなのが似合う可愛い女子でないことをコンプレックスに感じてる年上の千野をそれでも可愛いよ、と受け入れる年下くんのお話。
あまりに千野の腰抜けっぷりにギクシャクしたり、幼なじみの朋がいなかったらどーすんのよ。って事態になりながらも、だんだん千野の思考が、わかってきた有坂がちゃんと歩調を合わせ歩んであげてる感じがとても良いです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説・ス
- 感想投稿日 : 2021年5月8日
- 読了日 : 2021年5月8日
- 本棚登録日 : 2019年12月1日
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