不器用なテレパシー (ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館 (2012年5月9日発売)
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芸能人×カフェ店員の幼馴染モノ
ずっと子供の頃から一緒で、お互いのことは理解できて。高校生のとき、眠っている諒に颯はキスをした。
だから二人は何も言わなくても両思いだし、自分は颯の夢を支える。そう思って高校卒業と同時に二人で上京し、同居して、颯のために尽くしてきた諒は、颯に迷惑がられて追い返され、死のうとすらしていたところをカフェのマスターの大森に拾われ、住み込みで働いていた。
そんな諒の前に颯が現れ、昔のように戻りたいという。
今でも結局颯のことが好きで、今や颯は売れっ子俳優で。とにかく虚勢を張らないと向かい合えない諒は大森と今は付き合っていて、幸せで、と嘘をつきながら颯と接する。
しかし嘘はバレ、そして2年前に颯が諒を追い返した理由も明らかになり・・・
ちょっと切ないかな~。昔から知っているからこそ、家族のこととかもあるし、なんでもわかってるつもりになったりもして、壊れたときに今までの自分が滑稽に見えて・・・いたたまれなくなっても、相手のことはやっぱり好きっていうぐるぐる・・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・ツ
感想投稿日 : 2014年12月7日
読了日 : 2014年12月7日
本棚登録日 : 2014年12月7日

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