ハイスペックな彼の矜持と恋 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房 (2017年12月19日発売)
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本棚登録 : 94
感想 : 10
4

こういう萌えも…イイ!!
って感じで面白かったです。
リーマン×リーマン
タチとして何の疑いもなく好みの中性的で可愛い子を抱いてきた槙。しかしある時から何か違和感があり、自分の抱いている子たちのように奔放に感じてみたいと思うように。
しかし初めては槙さんにしてもらいたい!と言われるほどの紳士的且つお行儀のよいセックスしかしてこなかった槙にとって、自分がネコになるなんてことはプライドが許さなかった。
それでも自分の抱える違和感と向き合うため、河岸を変え、大人の男の集まるバーへ。そこで槙の悩みを知ったハイスペックな男、タカシと知り合い、ホテルへ。
何もかもが自分に勝る大人の男に抱かれることで、自分の望みに気づいた槙だったが、その男は実は槙の勤める社内の男で…

仕事は完璧にしたい。タチとしてのプライド。色んなものに縛られてる槙が圧倒するオスによって屈服させられる話でありながら、だからこそ槙は自分の本当の気持ちに気づけたし、相手がハイスペックだからこそ自尊心を保てたし。
三輪も征服欲は強いけど、槙がそれだけ屈服させられない程の人間だと認めてるからこそ追いかけるみたいな関係が良かったです。
なので征服とか屈服と言っても2人はちゃんと対等だし、パートナーとして認め合うことが出来てる。
いい関係だな!と思いました。
甘々な雰囲気はちょっと足りないけどね

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・ユ
感想投稿日 : 2021年3月21日
読了日 : 2021年3月21日
本棚登録日 : 2021年3月21日

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