Calling (花丸文庫BLACK カ 3-1)

  • 白泉社 (2014年10月21日発売)
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本棚登録 : 134
感想 : 14
3

近未来
ロシア軍属医師×日本情報工作員
怜は稀な特殊能力を持ち、サイバー空間での工作を行うチームのリーダー。しかしリーダーとは言え、無口、無表情、感情も薄く、周囲に気味悪がられていた。人形のような彼の管理を行う一ヶ瀬管理官。
怜は薄い意識の中で彼にほのかな思慕を持ち、無趣味であるがため私的な時間には彼とのバーチャルセックスをするような毎日。
そんなとき合同演習にロシアからやってきた斎。バーチャル世界で怜の意識に入り込んできたその男が気になる。しかし深く物事を考えられない怜に斎は一ヶ瀬から渡された薬を飲むなと忠告してきて…

大好きなかわいさんの本ですが、ちょっと分かりにくいと言うか…話はわかるんだけど、SF的なものなので、怜たちがいるところがバーチャルなのか現実なのか混同しちゃうし、世界観が掴みにくいといった印象だったかな。

以下ネタバレですが
流れとしては、幼い頃同じ施設で特殊な能力を持った二人はお互いを必要としてた。
でも怜に目をつけた一ヶ瀬により、反抗的な斎はロシアへ送られ、17年間必死で今の立場を得て、怜の元へ。
しかし再会した怜は斎のことは覚えてないし、人形のような無気力な人間に。
怜に思い出して貰い、怜を守るために斎は怜にバーチャルで度々接触して、怜の意識を取り戻させていくみたいなお話かな。

バーチャルが絡むから分かりにくくて、嵌まり込んで読むって感じにはならなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・カ
感想投稿日 : 2021年5月15日
読了日 : 2021年5月15日
本棚登録日 : 2014年9月25日

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