かなり状況が特殊なんだけど、それを差し引いて読んでもとっても切なくて胸キュンなお話でした。超好み。
ファッション業界で働く人間が集まって暮らす”ハウス”
シロはそこを出て、学ぶためニューヨークへ。4年後帰国するが、ハウスには4年前置き去りにしたマヤがいた。マヤを守るためにも離れることが必要だったシロだったが、シロに依存しているマヤには衝撃的な別れだった。
そんね4年ぶりの再会。マヤの側にはユーという中学生くらいの子供がいて・・・。
破天荒なファッション業界で生きる人間達との同居生活の中で、傍若無人なマヤが欲するのはただシロだけってとこがもうたまりません。
しかしそこに恋愛感情はなくて。でもシロの方にその気持ちがどんどん膨らんでいっちゃうってのがまた。
依存そしてぼんやりした狂気。自分を守るのに必死な子供、相手が欲しくてたまらない子供。大人になれ切れていないけど、そこに切ないくらいの想いがある感じが胸を締め付けます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・タ
- 感想投稿日 : 2012年4月1日
- 読了日 : 2012年4月1日
- 本棚登録日 : 2012年4月1日
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