ブクログさんのキャンペーンで、当選し昨日届いた本。前作『京都ぎらい』で多少の肩すかしを喰らったのと、本書の帯の「井上センセ、またも京都人を敵にまわす⁉」の惹句が気にかかりましたが、井上節健在でしたね。さすがです。
内容は、『美人論』を継承するかたちであり、言葉や風習、習慣が始まったかを的確な文献からとりだした言説史ですね。
社会通念として捉えられていることを見直し、卑近として見過ごされている(わざと見ないふりも)事柄を題材を料理していく手順は、感心するばかりですね。
素晴らしい古典が沢山あるなか、新たな書籍をだすのには、著者のような違った角度からの視点が必要だと思います。
自分の見解と文献や通説を気取らない言葉で、文章化するように早くなりたいものです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月18日
- 読了日 : 2017年2月18日
- 本棚登録日 : 2017年2月18日
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