日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2007年11月16日発売)
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感想 : 84
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自然とともに、自然を恐れ敬いながら生きてきた日本人が、何故自然を自己の利益のための道具としてしか見られたくなってしまったのか…。そんな問いに本書は答えてくれる。

地球の資源は人間のためだけにあるように考える人が大多数を占め、そして自然を支配することを続ければ、詰まる所、自分の首を絞めることになることに早く気づいて欲しい。

キツネに騙されていた頃の日本人の精神に少しでも戻ることができれば、子供たちが未来に希望を持って生きられる世の中になるのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館本
感想投稿日 : 2018年7月25日
読了日 : 2018年7月25日
本棚登録日 : 2018年7月22日

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