落語論 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2009年7月17日発売)
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本棚登録 : 267
感想 : 30

文章のゆるさが良い。お題にふさわしいゆるさ。論じゃねーじゃんこれ、ってこの本を斬っちゃうのは無粋かと。落語はライブである等「空間」(空気感と言ってもいいのかな?)を重視する作者の考えにほお、と。

江戸時代から急に近代化したせいで生まれた息苦しさを前近代的な落語でうまく人々は息抜きしてきたんだ、と言う考えもほぉ。

しかしこのお方、文章の端々から見て、歴史がお好きなんじゃないかしらんと思ったのは私だけでしょうかね。兎にも角にもゆるさが素敵な本です。これが寄席のなのかね。行ってみたいものです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2014年9月19日
読了日 : 2014年9月19日
本棚登録日 : 2014年9月19日

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