さよならドビュッシー (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 6-1)

著者 :
  • 宝島社 (2011年1月12日発売)
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感想 : 1667
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今頃になって読んだが、デビュー作からこの筆力とは恐れ入る。あの玄太郎爺さんの孫が主人公なんだねえ。玄太郎爺さんはすぐ死んでしまうのは残念だった。プロのピアニストを目指す遙は、火事に合って全身大やけどを負ってしまい、そこから岬洋介の指導のもと復活を遂げていくが、不審な事故やさらには母親が…。
ピアノ演奏の描写が凄いな。優れた作家というのは大したものだ。描写にくどいと感じるところもあるけど、気のせいかなあ。今回のどんでん返しは悲しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2020年5月6日
読了日 : 2020年5月6日
本棚登録日 : 2020年5月6日

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