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もういちど生まれる、他5作の短編集
各話の主人公と周りの人間関係が
それぞれ少しずつ重なっている。
見える他者の姿は、決してその一面だけじゃない。
見えない一面が隠れてる。
誰かに強く惹かれると、その分その人が嫌いになる。憧れが強いと反対に憎くなったりする。
何者かになりたいのに、何者にもなれない。
そして何者でもない、ただの自分を嫌悪する。
前に進みたいと強く願いながら、一歩も進めない
自分がもどかしくて喉を掻きむしるような苦い感覚。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年10月20日
- 読了日 : 2021年10月20日
- 本棚登録日 : 2021年9月8日
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