原題:Battlecruiser<BR><BR>
戦艦並みの武力と駆逐艦以上の速度を持つ、だが、致命的に装甲が弱いという欠点を持つ巡洋戦艦が舞台。乗員1200名という大家族である。<BR>
いい意味でも悪い意味でも、ダグラス・リーマン(アレグザンダー・ケント)作品の典型的な後半(中盤というべきか?)の作品ではなかろうか。少し気難しく過去に傷を負った艦長。それを慕う士官や乗組員。一体となる艦。外面は良い上官。そして、自ら困った恋愛へ突っ込んでいく男……(これには少々食傷気味なのだが)。<BR>
話としては、主要登場人物にイギリス人以外の者がいるのが全体のリズムを面白くしているように感じる。カナダ人の彼に好意を抱く読者も多いことだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
[海]帆船以外の海洋冒険小説
- 感想投稿日 : 2006年1月27日
- 読了日 : 2006年1月27日
- 本棚登録日 : 2006年1月27日
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